親知らず
大阪府大阪市西区立売堀3丁目1-1
大阪トヨペットビル7F
TEL06-6536-1160
親知らず
人間の永久歯の本数は、親知らずを含めトータル32本と決まっています。けれども現代人は、食生活の変化などであごが小さくなる傾向にあります。
あごの骨が細くなり、歯が生える口腔内の空間が狭くなると、親知らずが生えるスペースが圧迫されてしまいます。
そして、行き場を失った親知らずは、斜めに生えたり横向きで埋没したままだったり、抜歯するのにも難しいケースになってしまうこともあります。
トラスト歯科では、大学病院の口腔外科出身で抜歯を得意とする院長が親知らずの治療を行うため、難症例の抜歯にも対応可能です。大学病院を紹介されるような抜歯が困難なケースでもお任せいただけます。
「痛くなかった」「短時間で抜いてもらえた」と、患者さまからも喜びのお声をいただいております。
当院では、院内感染予防が徹底された環境下で、抜歯手術を行っています。より安全性の高い手術を行うため、親知らずの抜歯を行う際には、極力ほかの患者さまの予約をお受けしないようにしています。
抜歯手術に使う機器はすべて滅菌し、手袋・ガウン・エプロン・コップ等の器材に関してはディスポーザブル品(使い捨て)を用意し、患者さまごとに新品を使用しています。
大学病院での長年の経験を活かし、院内感染の防止対策が徹底されたクリーンな環境で、安心できる環境で抜歯手術を行っています。
「親知らず」は、顎(あご)の一番奥に生える歯で、永久歯のなかで最後に発育します。
正式には第3大臼歯(だいさんだいきゅうし)といいますが、成人になって知恵がついて生えることから「智歯(ちし)」とも呼ばれています。また、親の手を離れ、親の知らぬ間に生えてくることが名前の由来といわれています。
「親知らず」には個人差があります。はじめからない方や上下左右の4本が揃っていない方、また、まっすぐに生えてくるとは限らず、横や斜めに生えたり、埋まったままだったりします。他の歯と同じように正常に生え、しっかりかみ合っている場合はとくに問題はありませんが、悪影響をもたらすような生え方の場合は、抜歯を検討する必要があります。
「親知らず」が完全に顎の骨の中に埋まっていて症状がない場合や、痛みもなく周りの歯や歯列に影響がない場合は抜歯の必要はありませんが、明らかに悪影響が出ている場合は抜歯をおすすめします。また、日頃から歯科健診を受けて、不具合の兆候がみられる「親知らず」を早期に発見し、適切な処置をしておくことも大切です。
抜歯がすすめられるケースには、主に以下のようなものがあります。
「親知らずの抜歯」は、詳しい診察が必要となります。お悩みの際はお気軽に受診ください。
「親知らず」の抜歯を行う際に重要なことは、状態を正確に把握するということです。抜歯時に神経に触れたり、太い血管を傷つけたりしないために、「親知らず」の周囲の確認が必須となります。歯科用CTを活用することで、「親知らず」の部位を立体的に把握でき、神経や血管の位置を考慮しながら治療を進めることが可能です。埋まっている「親知らず」でも、必要以上に歯ぐきを切開したり、顎の骨を削ったりせずに抜歯ができます。
抜歯は、麻酔を十分効かせて行いますので、抜歯中に痛みを感じることはほとんどありません。まず、表面麻酔をしっかり効かせてから注射の麻酔を行います。万一、抜歯中に痛みがある場合は、麻酔を追加し痛みがない状態にします。痛みがあるうちは抜歯をしませんのでご安心ください。
病歴・持病、ご要望、歯の状態を確認させていただき、治療の流れなどを説明いたします。
炎症が起きている場合は麻酔が効きにくいため、抗生物質を服用していただき炎症を抑えます。また、細菌を減らす目的で、口内を掃除します。
※基本的に後日予約を取り抜歯となります。
まずは歯科用CTで、神経や血管の位置、親知らずの根を立体的に確認します。事前に「親知らず」の状態を詳細に把握することで、安全性を十分確保して抜歯を行います。
表面麻酔を行い注射の痛みを感じなくさせたのちに、注射麻酔を行います。これにより麻酔の痛みを最小限に抑えます。
※症例によりより広範囲に麻酔を奏効する伝達麻酔を行います。
「親知らず」に歯ぐきが被っている場合、歯ぐきを切開して「親知らず」の頭を出します。
歯と歯槽骨(しそうこつ)の間には歯根膜(しこんまく)と呼ばれるクッションのような膜があり、そこから、専用の器具を使用して「親知らず」を引き離します(抜歯)。横向きや斜めに生えている「親知らず」は、いくつかに分割して取り除きます。奥に埋まっている場合は、周囲の骨を削ることもあります。
切開をした場合は、止血のために縫合を行います。
ガーゼを強く噛んでいただくことで圧迫止血を行い、止血確認します。
抜歯の翌日は、出血・細菌感染などの確認と消毒を行います。状態によって薬を処方したり変更します。
抜歯後1週間ほど経過すると傷口が塞がってきますので、確認して問題がなければ抜糸をします。その後、3~4週間で傷口は完全に塞がり、骨は3~6ヶ月程度で回復します。※この期間には個人差があります