マイクロスコープ治療
大阪府大阪市西区立売堀3丁目1-1
大阪トヨペットビル7F
TEL06-6536-1160
マイクロスコープ治療
肉眼の3~20倍に拡大し、従来は難しかった精密な治療が可能となる手術用顕微鏡。それがマイクロスコープです。見えないものが見えるようになると、歯の破折・亀裂・歯石の取り残し等の状況を詳しくチェック出来るようになり、むし歯治療においても削る量を最小限に抑えられます。当院では「初期のむし歯のチェック」「根管治療」「歯周病治療」「歯周形成外科」「その他外科処置」など、様々な歯科治療の分野に応用しております。
マイクロスコープは、視野を格段に広げることができるので、細かい亀裂など、肉眼で見つけられないものまで、はっきりと確認することができます。
肉眼の場合、視界に限界があるので、細かな問題を見落としてしまいやすく、本当に悪いところが解決せずに、治療が長引いたりすることがあります。
マイクロスコープの場合、視野が大きく拡大されるだけでなく、強い光で術野を照らすため、例えば根管治療(根の治療)の際に、根管の内部を深い部分まではっきりと見ることができ、汚染部分を確実に、徹底的に取り除くことができます。
肉眼の場合は、根管の入り口までしか見えないため、汚染された根管の治療は手探りで手の感覚に頼った不確実なものになります。
このような違いから、マイクロスコープ治療と、一般的な肉眼治療には次のような差が出てきます。
マイクロスコープを使うと、細かい部分までハッキリ見て治療ができますので、悪い部分をピンポイントで確実に、他の組織を傷めずに取り除くことができる、精度の高い治療になります。
肉眼治療の場合だと、悪い部分を取り残したり、逆に周囲の健康な組織にまでダメージを与えてしまうことがあり、治療精度が高いとは言えません。そのため、歯の寿命も短くなる恐れがあります。
むし歯を削った後、マイクロスコープを見ながら人工物を入れる場合、歯と人工物の隙間なく、ピッタリに入れられるので、むし歯の再発率を大幅に下げられます。
肉眼治療の場合、細かい部分が見えないために、症状を起こしている原因がなかなかわからず、何度通院しても症状が取れないことがありますが、マイクロスコープを使うと、問題点がハッキリと分かりますので、回り道をせず、迅速に原因解決ができ、患者さまの負担も軽くなります。
肉眼では確認できないようなむし歯の発見が可能です。また治療の際に拡大視すれば必要な部位だけ削れ、健康な歯質を残すことができます。再発のリスクを抑えた精密治療が可能になるのです。また補綴物の精度を高めるためにも活用します。
根管の中は肉眼で見ることができず、一般的にはレントゲンを参考にしながら”経験”と”勘”を頼りに手探りで治療を進めていきました。そうすると見落としが発生し感染源が残こってしまい、再治療になる場合が往々にしてあります。
しかし、マイクロスコープで根管内を詳細に観察することが可能になると、感染源の見落としを格段に減らすことができ、細部にまで治療が出来るようになり、治療の成功率は飛躍的に向上します。
コンポジットレジンは使用しやすい反面、とても繊細な材料で詰め方によって結果に大きな差が出ます。マイクロスコープを用いて時間をかけて丁寧に詰めることができれば、素晴らしい適合性と美しさを兼ね備えた治療になります。
大切なのは、コンポジットレジンを詰める前にむし歯を可能な限り取りきるということです。健康な歯をできるだけ削ることなくむし歯だけを削り取る作業はマイクロスコープ無くては難しく、特に神経が露出しそうな深いむし歯の場合は結果に大きな差が出ます。
歯を失ってしまった場合、人工の歯を直接骨に埋め込むインプラントという治療が選択肢となります。
インプラントは骨の量や位置に問題がなく、内科的に健康な方であれば信頼性の高い治療法です。しかし、そのような条件が良い方ばかりとは限らず、手術にはたいへん細かい工夫が必要です。
特に前歯の場合はただ入っているだけではなく、見た目の美しさも重要です。そのため、インプラントを埋入する位置を細かく規定したり、歯肉の位置をコントロールしなくてはなりません。
マイクロスコープは、これらの細かい操作を容易にし、機能的で見た目に美しいインプラント治療を提供することに貢献します。